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パスタを食べても太らないって本当?


イタリア料理のパスタは「ダイエットの大敵」などといわれてきましたが、パスタを食べても太らない、という論文が話題になっています。小麦粉で作られるパスタは炭水化物で、糖質を目の敵にするダイエット派によって攻撃されてきました。パスタを食べても太らないというのは本当なのでしょうか。

そもそもパスタは太りにくい炭水化物

 結論から先に述べれば、デュラムコムギ(durum wheat)によって作られる乾燥パスタは意外にGI値の低い食べ物です。GI値が低いと血糖値が上がりにくく、インスリンによる血糖値の調整と糖の吸収のバランスが取れるようになります。

つまり、パスタを食べても太らない、というのは間違ってはいないといえるそうです。

脱穀白米のGI値が76なのに比べ、パスタのGI値は58でパスタのほうが白米より血糖値が上がりにくいのです。小麦粉で作られた白パン(食パン)のGI値は70前後です。


カナダのトロント大学やセント・マイケルズ病院などの研究グループによる研究論文で得られた結果をもとに分析してみると、低GI値の食事を摂ったグループのほうが高GI値の食事を摂ったグループよりも体重が減り、BMI値も減少したことがわかったそうです。


 いずれにせよ、パスタが白米や白パンに比べて血糖値を上げにくい低GI値の炭水化物ということは間違いなく、適量のパスタを食べたからといって必ずしも体重が増えるわけではないと言えます。糖質制限ダイエットの弊害も取りざたされていますが、炭水化物を含む必須栄養素をバランス良く摂ることこそが重要なのです。


 パスタのような低GI値の炭水化物を食べることで糖質を摂るようにする食事法があります。この論文の研究者は、パスタを含む地中海食を使って児童で行われたスペインの研究を紹介していますが、肥満気味の児童の11.3%がこうした食事によって減量に成功したそうです(平均体重児童では2.6%)


 パスタはスパゲティ、マカロニ、リングイネなどに形状を変え、小麦の種類や卵の混ぜ具合など成分も多様で、乾燥パスタや生パスタなどの加工法にもいろいろあるのですが、全てGI値が低いことは共通していることです。食物繊維が豊富なので満腹感を得やすく、消化吸収が緩やかで腹持ちもいいパスタを食べることで、エネルギーの総摂取量を減らすことができるだろうと研究者はいっています。


この論文を信じて少なめのパスタを食べてみようと思いました。最近、食欲が減って、体重も減ってきたので更に「パスタを食べても太らない」を実行してもう少し体重を減らすつもりです。


※1:Laura Chiavaroli, et al., "Effect of pasta in the context of low- glycaemic index dietary patterns on body weight and markers of adiposity: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials in adults." 








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